ぎっくり腰の原因は、骨盤の仙腸関節や腰椎(腰の背骨)の椎間関節(背骨の上下を連結する関節)、椎間板(上下の背骨のお腹部分にあるクッション)などの組織の微細な損傷と考えています。
組織に微細な損傷が起こることで周囲の筋肉が過緊張を起こしてしまい、筋肉の過緊張がさらに痛みを作ってしまいます。
組織の損傷自体は、ある程度の時間が経てば自然と修復しますが、その時にその組織に掛かっている負担は取り除く必要がああります。取り除かずにそのまま放っておくと、また同じ場所のぎっくり腰やその周囲の組織でぎっくり腰を繰り返しやすくなってしまいます。
一度でもぎっくり腰を経験された方は、関節の歪みや姿勢を整えることが必須になります。関節の歪み改善や姿勢自体の改善には専門家の治療や指導が必要になります。
人間の体には、硬く短くなりやすい筋肉と弱く長くなりやすい筋肉があります。筋肉が硬くなってしまったり、弱くなってしまうことで筋肉のバランスが崩れ、関節に負担を変えてしまうことになりますので、それらの筋肉のストレッチ方法や筋トレの方法を紹介していきたいと思います。
今回紹介する筋肉はお尻の筋肉です。お尻の筋肉は硬くも弱くもなりやすい筋肉ですが、男性は特に硬くなりやすく、女性は弱くなりやすい傾向にあります。女性に関しても股関節外旋という外側につま先を開くような動きは硬くなりやすいので、ぜひ試してみてください。
お尻の筋肉が硬くなることで、仙腸関節という骨盤の関節に常に負担がかかった状態になってしまいます。関節内の組織は関節が圧縮と除圧で栄養を循環していますので、常に圧縮がかかった状態になると栄養が滞り、関節面を痛めてしまいます。
それがぎっくり腰の原因になりますので、お尻のストレッチをすることで関節の圧縮を取り除く方法になります。
ぎっくり腰を改善に導く方法②も公開していますので、ぜひ参考にしてみてください♪