ブルガリアンスクワットがおすすめ!
膝関節を使うための筋トレとしては、ブルガリアンスクワットがおすすめです。
椅子の前に立ち、片足のつま先を椅子に乗せます。前側の脚に体重をしっかりと乗せ、まずは股関節を曲げお辞儀をします。この動きはヒップヒンジといい、体の使い方「股関節」で解説をしていますので、参考にしてください。
股関節をしっかりと曲げてお尻の筋肉に力が入ってから、膝を曲げていきます。この動きの順番で行うと、お尻の筋肉を使ってから膝を伸ばす筋肉である大腿四頭筋を使う事ができます。
体を起こすときは、まず膝を伸ばしてから、股関節を伸展させ、状態を起こしていきます。下降局面と上昇局面の両方ともで常にお尻の筋肉が働くので、膝関節に過剰な負担がかからず、安全に膝関節周囲の筋肉を鍛える事ができます。
膝関節の変形や痛みがある人は、ほとんどの人が膝関節を主導的に使ってしまい、お尻の筋肉が使えていない事が多いです。お尻がぺったんこになり、太ももばかり太くなり膝が変形してくる…いい事がなく悪循環に陥ってしまいます。
また、膝関節ばかり使って変形が進行してしまうと、膝が捻れてきます。この捻れが骨盤や背骨を歪めてしまう原因となり、側湾症や猫背を作ってしまうこともありますので、注意が必要です。
お尻の筋肉が使えてないと感じている人や膝の変形が気になる人は、ぜひこの股関節主導のブルガリアンスクワットを試してみてください!